

- すなおしこどもクリニック院長
医学博士 - 砂押 渉
すなおし わたる - Wataru
Sunaoshi
大学卒業後、長年勤務した北里大学病院では、外来診療に加え、新生児から学童までの入院患者さんの治療に携わり、小児科診療一筋に過ごしてまいりました。
開業後、かかりつけ医として地域のお子さんの健康をサポートする中で、多くの新米ママさん、パパさんと出会いました。今の症状は心配がいらないのか、逆にどのような症状が危険なサインなのか、見極めることは簡単ではありません。ご両親が不安や心配を抱えるのは当然のことです。医学的には軽症とされるものであっても、ご両親の気持ちにしっかりと向き合うことを心掛けています。
予防接種・健診にも力を入れています。予防接種では接種の目的、優先順位、副反応などご両親の疑問を解消することを心掛けています。月齢、季節、生活環境、公的助成などを考え、お子さんひとりひとりにぴったり合った最適なスケジュールを組んでいきましょう。
クリニックは水曜日を休診にしていますが、この日は北里大学病院小児科で引き続き専門外来を担当しています。最新の医療の生きた知識習得の場としても大事な時間です。
私自身も一人娘の子育てを経験してまいりました。今は3人の子どもの親となった娘の子育てサポートに駆り出され、プライベートでも幼い子どもたちと日々関わっています。孫3人、それは賑やかで楽しく、未来への希望に溢れ、私にとっても至福の時間です。けれど1人でも熱を出したりすれば、一転、働きながら子どもを育てていく大変さを痛感することになります。診察室でもご両親の思いに共感し、なんでも気軽に聞ける頼りになるお医者さんでありたいと思っています。
北里大学病院小児科研修医・病棟医終了後、国立熱海病院(現・国際医療福祉大学熱海病院)への2年間の出向を除き、研究員、専任講師として北里大学医学部小児科に勤務。長く外来責任者、予防接種外来担当医を務めたほか、医局長、院内感染防止、薬事、治験審査委員などを歴任。
夜間休日の小児救急診療を小児科医が相模原メディカルセンターで行う現在の相模原市小児救急医療システムを北里大学の代表として確立させた。
平成16年1月、相模原市緑区西橋本にすなおしこどもクリニック開業。開業後はかかりつけ医として地域のお子さんの診察を行なうほか、相模原市医師会小児科医会の立場から急病対策委員として小児救急医療に関わる。