フルミストについて
フルミストは、今年新しく認可された注射しないインフルエンザワクチンです。
人工的に弱毒化した生きているウイルスを点鼻してインフルエンザに軽く罹るようにします。普通のインフルエンザウイルスと違い、36~37度では増殖しづらい「低温馴化株」なので、全身症状はあまりおこりません。通常の「不活化ワクチン」と違いウイルスの侵入口である鼻、のどにウイルスと戦う「分泌型IgA抗体」ができるので、インフルエンザの感染そのものを防ぐ効果があります。
流行しているインフルエンザと株が違っても発症を軽症化させる作用があると考えられています。また、従来の注射型のインフルエンザワクチンよりも効果が長く持続します。しかし、必ず感染を予防するものではありません。
対象年齢は2歳から18歳です。小さいお子さんにはあらかじめ「痛くはないけれど、普段はしない点鼻をする」ことを伝えておいてください。
ご予約方法
予診票ダウンロード(PDFファイル)
(PDFファイルの表示には、Adobe Readerが必要です)
Adobe Readerをお持ちでないかたは、
こちらからダウンロードができます。
副反応について
直後にくしゃみがでたり、のどに垂れ込むことがありますが、飲み込んでも問題ありません。鼻水、鼻つまり、のどの痛みなど感冒の症状が約半数(40~50%)にみられます。発熱は数%ぐらいですが、数日で改善します。 他のワクチンと同様に、ごくまれにアレルギー反応や免疫を介した重い副反応がおこる可能性は否定できません。
接種を特にお勧めする人
- 受験生
- 今までのワクチンでいつも大きく腫れてしまう人
- 注射をしているのに毎年かかってしまう人
フルミストと
不活化インフルエンザワクチンの違い
種類 | 通常のワクチン | フルミスト |
---|---|---|
投与方法 | 皮下注射 | 鼻の中に噴霧 |
ワクチンの ウィルスの状態 |
不活化ワクチン (死んだウィルス) |
生ワクチン (病原性の弱い、 生きたウィルス) |
接種対象年齢 | 生後6ヵ月以上 | 2~18歳 |
鼻、のどへの インフルエンザウイルス 感染の予防 |
できない | できる |
妊婦への接種 | できる | できない |
接種後の鼻咽頭部からの インフルエンザ ウィルスの検出 |
検出されない | 接種後 7日ぐらいまで、 検出される |
1. 接種期間
予約枠は金曜日、土曜日に設定します。
今までのワクチン(不活化ワクチン)との混同を防ぐため、フルミストを予約されている人の不活化ワクチンの予約ができないように設定しています。
予約方法は不活化ワクチンと同様クリニックのホームページからのネット予約のみとなります。
2. 予約開始日
2024年9月28日(土)から
3. 当日の持ち物
- 体温測定して必要事項記入済みの予診票
- 母子手帳
- マスク(付き添いの方も着用をお願いします)
インフルエンザ接種期間中は
診療時間が変わります!
北里大学病院小児科、国立病院機構相模原病院小児科の先生が接種に加わり、
土曜日午前・午後のインフルエンザ接種専用時間が拡大される日があります。
曜日によって午後の一般診療開始時間が異なりますのでご注意ください。
不定期に月・火・木にも予約枠を追加する場合もあります。
診療科目 小児科
みずぼうそう / おたふくかぜ / 膀胱炎など
疾患
食物アレルギー / 蕁麻疹など
便秘 / おねしょ / 低身長 / 肥満など
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